腕と手の腫れの現状
今現在の、腕と手の腫れについては、原因が職場で浴びているある薬剤であることがおおよそわかっている。
配置換えで今の職場に来たのが昨年の11月だった。
12月ごろから顔に腫れが出るようになったが、たいしたことはなかったし、化粧水が合わないのかと思ってそのままにしていたのだ。
過去記事に書いたが
という経過を経てきている。
スギやヒノキなどの花粉症の時期と重なったので原因が分かりづらかった。
職場で浴びている薬剤の影響だとはっきり知ったのは先週末で、仕事を休んで病院に行ったときだ。
6月に入った現在も、手と腕の腫れは一進一退の状況だ。仕事に行くと半日で手や腕が腫れてくる。マスクや帽子、マフラーなしだと、顔や首も腫れる。
翌日は1日痒みと戦う。その次の日におさまって来て、それ以上浴びなければ少しずつ治っていく。
辞める必要ありと感じているが、急にというわけにはいかないので、休みをもらいつつ腫れを覚悟で1日行っては様子を見ているという感じだ。
腫れて辛い時でも、ステロイドを使うのはやめておこうと思う。原因がはっきりわかっているのだから。浴びなければ(職場に行かなければ)必ず治る。
浴びた翌日は痒い→次の日は収まる、という自然治癒力のサイクルを保っている限りは治る。ステロイドを使うと副作用がからんできて、このサイクルがわかりづらくなるし、
腫れている最中に副作用が来たら、死ぬほど痒い思いをすることになる。
職場では、配置換えか職種替えを検討してくれるかもしれないので、様子を見ている。
その他のこと
●ステロイド以外の薬
市販の薬で、ステロイドの入っていないかゆみ止めを試したが、効果があったのは最初だけで、その後全く効かなくなった。
●ワセリン
保湿剤としてもらったものだが、自分にとっては合わない薬だった。ベタベタするだけで肌になじまない。カサカサ肌を悪化させる原因になった。
ワセリンの代わりに保湿剤として塗ったら、体質にあっていたようだ。少量で肌になじむ。
●食生活
WEBの体験談に「食事は軽くしたほうが、症状が軽くて済む」と言っていたが、そのとおりだった。
体質かもしれないが、食べすぎると体調が悪い。消化するのに熱が発生する?ようで、食後かならず身体がほてってかゆみが出る。食事は軽くか、できたら絶食してみるのもいいかもしれない。
肉と脂っこいものはさける、甘いものの取りすぎもダメ。
とんこつ系のラーメンを食べたら、店から出て家に帰る途中で体がほてって痒くなった。ステーキを食べたら翌日の夕方から痒くなり、悪化した。
ステロイド剤の使い方
薬と言えば、何といってもステロイドだ。
今まで行った病院は2件、両方とも近所の皮膚科だが、どちらでも弱いステロイド剤(ロコイド軟膏)が出て、
「一日1回塗るように」といわれた。
但し、今回は「強いステロイド」「目の周り用、弱いステロイド剤」も出た。
それだけ今回は、腫れが酷かったのだ。
もともと薬の副作用が出やすい体質のようで、過去に飲み薬の副作用でひどい目にあったこともある。なのでステロイドでもなんでもそうだが、基本は「薬は最小限度しか使わない」を守って生きてきている。
だいたいよっぽどひどくならない限り病院には行かないのだが、行くと決まってステロイド剤が出る。だから塗るのはいつも症状が酷い時だ。
今回はあんなに酷かったのに、強いステロイド剤は一回も使わなかった。弱いステロイド剤の方を、顔と首の酷いところに恐る恐る塗ると、2日くらいでかなりきれいになった。
完全に治らなくても、半分以上腫れが引けば塗るのをやめる。長くて4日以上は続けて塗ったことはない。
たぶん薬が効きすぎる体質なのだ。だから少量でいいという自己判断。
ステロイドは集中的にたっぷり塗ってきっちり治す、という医者もいるようだが、最小限度しか塗らないというこのペースで今まで完治してきているから、いいと思う。
ステロイド剤は消炎剤だそうで、即効性があるようだが、
塗ってきれいになっても、体調が落ちたままだとかならずまた腫れてくる。それも今までよりももっと症状が酷くなるような気がする。
ステロイド剤を塗って一時的にきれいになったあとの腫れの再発は、皮膚のカサカサ着が付いてくる。それで症状が酷いように思えるのだ。
「どんな薬でも副作用はある」と、近所の医者が言っていた。人によって違うところかもしれないが、自分にとってステロイド剤の副作用は、皮膚のカサカサだと思う。
体調が回復しているときでも、塗ってきれいになって2週間くらいすると皮膚のカサカサが出る。その場合は皮膚表面だけの症状で、たいして痒くない。それが剥がれ落ちれば完全に治る。
体調が回復していないと、皮膚のカサカサ付きの腫れが再発し、非常に痒い。もっと酷くなった気になる。
体調が回復しているときと、そうでないときの差を心得ておくことが、自分にとって大事だ。
自分にとって弱いステロイド(ロコイド軟膏)は、
・腫れを抑える薬(根本的な治療ではない)
・塗り終わってきれいになった後、2週間くらいで副作用(肌のカサカサ)が出る
・腫れがどうしようもなく酷くなったときのみ塗る
・4日以上は続けて塗らない
以上のように認識している。弱いステロイド以外の薬は使ったことがないし、4日以上は続けて塗ったことがない。
自分の経験している範囲のことしかわからないが、以上のように使っている。
外側からの刺激
ストレスによって体調が落ちているときに外側からの刺激が加わって、顔の腫れが始まる、
というのは、医者に言われたわけでもなく、WEBのどこかに書いてあったわけでもない、
単なる思い込みなのだが、自分の中では正解だ。
●花粉 もっともダメージが大きいのがこれだ。体調が落ちて顔が腫れ始めたときに花粉の季節が重なったため、今回こんなに重症になったのだ。
経験した範囲では、スギもヒノキも両方ダメ。今年はヒノキの飛散が多く5月もたくさん飛んでいたそうだ。4月の下旬にマスクもマフラーもメガネもなしで数分外に立っていただけで、たちまち瞼が腫れてきたことがあった。
●化学繊維の衣服、
ユニクロの夏の日よけ用長袖パーカーを着て水仕事をしたときに袖口が濡れて、それが手の腫れにつながった。ゴムの炊事手袋は乾いていてもダメ。
乾いていれば大丈夫なものでも、水にぬれたのに接触するとかぶれる。
作業用手袋、軍手、100円ショップで売っている白い下履き手袋もダメ。
●紫外線
体調が落ちているときは浴びないほうがいいようだ。腫れがすでにでているときは、絶対にダメ。
体調がいいときは浴びても全く大丈夫で、日焼け止めも日よけも必要ないのだが。
●必要以上にさわる、かきむしる
顔に触る癖が子供のころからある。意外だがこれも要因になっている。
ストレスで必要もないのに体をかきむしっていることが、今回あったと思う。
腫れが始まってからは何しろ痒いので、1日1回くらいはかきむしるのは避けられなかった。腫れている部分はとにかく触らないことが大事で、普段できるだけ忘れるように努める。爪を短くするなどで、かきむしった場合の被害を最小限にとどめる。
●ハードな手作業による手の酷使
今回はこれがあったために、手と腕の腫れが長引いている。水仕事は手によくないが、やらないわけにいかない。普通の主婦の炊事洗濯は手袋をつけるが、それも刺激になる。
3歩進んで2歩下がる、という感じで手と腕の腫れは、現在ゆっくりと回復中。
・・・以上のほとんどは、体調が落ちてないときはなんの問題もない。ダメなのは花粉だけ。今回ものすごい悪条件だったわけだ。
外部刺激が全くなければ治りも早いが、日常生活をしていると刺激は避けられない。水仕事は手袋着用、掃除はゆっくり。一進一退ですこしずつ治すものと思っている。
ストレスによる体調変化
「謎の皮膚炎は、ストレスによって体調が落ちた時に起こる」
というのは、自分の中ではすでに常識となっている。
ストレスの原因についてここで挙げると言いたいことからずれてしまうので、それは省くことにする。
ストレスで体調が落ちていることがなぜわかるか、というと、
最初はふだん使っている髪染め剤でわかった。天然素材100%の素材のものなので、副作用もなく快適に使っていたのだが、
あるときこれで、頭皮に尋常でない強い痒みを感じた。
頭皮から肩や背中に滴り落ちて感じた痒みは、謎の皮膚炎の痒みそのものだった。急いで洗い流した。
そのときちょうど、多大なストレスと戦っている真っ最中だったのだが、
髪染め剤だけでなく、ばんそうこうにもかぶれた。ふだん何ともない化学繊維の服にも違和感を感じた。
紫外線を浴びることにも何となく違和感を感じて、外出するのがおっくうになった。
このような感じで私は、自分がストレスで体調が落ちているときは、自分でわかるようになったのだ。
よく「ストレスで血液がドロドロになる」などというが、そのような状態なのだ思う。
。。。若い時は多少のストレスを受けても平気だったのに、そうではなくなる。年を取るというのはそういうことだ。頑張りがきかなくなる、何とも残念に思う。
ストレスで体調が落ちたからといって即、皮膚炎が発症するわけではない。これに、外側からの刺激(花粉やハウスダスト、紫外線、必要以上の皮膚への刺激、化学繊維やその他諸々の刺激)があるか、
又は暴飲暴食・寝不足などで体調が著しく落ちた場合に、顔の腫れが始まるのだ。
過去の皮膚炎経験
数年前から、顔の腫れと粉吹きが何度かあった。2週間から長くて1か月くらい続いて、いずれも完治している。
◆2007年6月 顔の腫れと粉吹き
初めてだったのでどうしたらいいのかわからず、大変つらかった。少し良くなったかと思うとまたぶり返して、1か月くらいで完治。病院には行かず。
◆2007年8月 顔の腫れと粉吹き。このときも病院には行かず、2週間くらいで完治。
◆2008年8月 顔の腫れと粉吹き、瞼の腫れもあり。このときはじめて皮膚科を受診する。弱いステロイド剤が出る。3週間くらいで完治。
◆2008年12月 顔の腫れと粉吹き。皮膚科を受診。弱いステロイド剤。1か月くらいで完治。
◆2015年12月 顔の腫れと粉吹き。皮膚科を受信。弱いステロイド剤。 2週間くらいで完治。
以上のような状況で、なる年はしょっちゅうなっている。治ってしまえばぜんぜんならないという感じだ。
長くても1か月で完治している。今は5か月も治らずにいるから、今回が一番重症だ。
この経過を冷静・客観的に見ていくと、
覚えている範囲では、なっているときはいずれもストレスがあったときだ。
このような皮膚炎が出やすい年齢になったというのがそもそもの原因だとは思うが、
自分の場合は、ストレスが直接の発症原因だというのはよくわかる。生活の中でストレスを感じる状況にいると体調が変わって、普段使っている天然素材100&の髪染めに、ものすごい痒みを感じるのだ。
いったん腫れがなくなって治ったように見えても、ストレスで落ちた体の状態をもとに戻しておかないと必ずまた腫れてくる。
少々長引いていても、体調さえ戻れば完治する。だから慢性化しないで済んでいるのだと思う。
薬(ステロイド剤)は使ったときと使わないときとあるが、使ったかどうかで治り方に違いがある。
わかる範囲では、気を付けることは下記の3つだ。
●ストレス
●外部からの刺激(化学繊維や薬剤の接触、紫外線、花粉やハウスダスト、触る、かきむしる、圧迫するなどの皮膚刺激)
●ステロイド剤の使い方
次回から、この3つに着目してみようと思う。
腕と手が腫れあがった経緯
顔の腫れや粉吹きと格闘していた4月の下旬、
水仕事をしていて、ちょっとした化学薬品を両手に浴びてしまった。
毒性のあるものではなかったし少量だったので、洗い流せば済んだ。その時点では痛くもかゆくもなかった。
ところがその翌々日あたりから、両手の甲(手のひらの反対部分)の親指の第一関節あたりに、赤い腫れが出現した。
顔の腫れよりもはるかに赤みが強く、痒みを伴っていた。
小さいから気にしていなかったものの、痒いしよく目に入る部分なのでときどき触っていたら、赤みがだんだん広がっていった。
水仕事や掃除などで手を酷使するとさらに広がって、手全体の炎症になるまで一週間とかからなかった。
水仕事をするのにゴムの炊事手袋や作業用手袋を使うと、かぶれて炎症が酷くなった。素手で植物にさわったりすると、それにもかぶれて出血を伴うようになった。
掃除や何やらで重たいバケツを抱えたりすると、腕の方にも炎症が広がった。
このような経緯で手の甲と腕が赤く腫れあがった現在、手や腕を酷使することができなくなった。
水仕事を極力避けて掃除などゆっくりやることで、家事労働をこなしている。
それとは別に顔の炎症も出たり治まったりしているが、以前よりは軽い。
たぶん手の症状が酷いので、顔はそんなにひどくならないのだ。人体にはそのようなバランスが存在すると思う。
・・・5月25日現在、このような状態だ。
実はこのような目に合うのは、今回だけだはない。顔の腫れを中心にした皮膚炎の症状には、もっと前から悩まされている。
それについては次回。